なのはのラジオと映画とゲーム


 最近、なのはのラジオ、ラジオStrikerSを聞き始めまして、あんまり面白いんで今日、ゲームを買って、映画を見に行きました。
結論としては、どっちも良い出来!!良い一日を満喫できました。


まずは映画は泣ける!!どんだけ泣かす気ですか、フェイトちゃん!!
映画館にすすり泣きの声とか聞こえてくるし。
知り合いから原作の母とフェイトのネタ聞いてたんで、半分ネタばれ状態で見たのですが、それでも泣ける位出来がいい。
知り合いから聞いた時点では、母がフェイトにつらく当たるくだりがどうしても理解できなかったのですが、じっくり描かれてましたからね。
今では母の気持ちも理解できるんですよね。
母も悪いとは言い切れないし、でもフェイトはかわいそうだし、その歪んだ関係がなんとも切ない。
個人的には母の最期の言葉にヒットしました。
「私はいつでも気づくのが遅すぎる・・・」(※映画見てない人はよく分からないでしょうけど、それなら見てください。)
一応、最後の最後で母が心変わりするんですよね・・・フェイトはその事さえ知らずに嫌われたままだと思ってるのがまたニクい演出ですが。


で、ゲームは・・・ヤバイ!地味に面白すぎ・・。
最初はサイキックフォースのシューティング色強くしたようなゲームかと思いきや・・・むしろ、サイキックフォースより格闘ゲームしてて面白いんじゃねーのと。
あのゲームの問題点、「どのキャラ使っても操作感があんまり変わらん気がする・・・」の問題も改善されています。しかも、このゲーム、攻撃は1ボタン。コマンド技無しで実現してるんだから、これ作った奴はどんなゲームセンスなのと。


攻撃は遠距離、近距離で切り替わります。
近                       遠
 アタック(連続入力でコンビネーション) ←→固有魔法A
 ブロック(攻撃のカウンター)     ←→固有魔法B
 キャッチ(投げ)           ←→固有魔法C

あとは防御、ダッシュ、必殺技(どのキャラも防御無視パンチを当てると4割位のダメージ与える感じ)
ボタンがあると思ってください。

これでどうすれば格ゲー的な読み合いの要素を作るのか、マジで想像できないですよね。
実際、このゲームはシステムを理解するまでは「はやて」とかで遠距離拡散砲ぶっ放せば勝てると考えてしまうようなただのクソシューティングゲーです。


でも慣れてくると、遠距離では弾が当たらないので、ミドルレンジで戦う必要性に気づいてきたところで、考えが一変します。
だったら、「シグナム」とかの近距離キャラが付け入る事が可能になるんじゃね?と。
さらに言うと、近距離戦では上記の3つの技が3すくみになるのですが、基本的にキャッチは間合いが狭いキャラが多く、ブロックでアタックを防ぐのが一番無難です。
が、「ザフィーラ」はアタック並みの射程でキャッチしてくるんです。・・ヤバイです。アタックをガードした後にすぐキャッチに入られると・・・・まず、避けられないでしょ。
しかも、固有魔法が突進技でメッチャ距離詰めてくる。CPU戦とか、キャッチボタン連打だけで勝てるとき在るもの・・。
(キャッチすると間合いが開く→魔法Cで突進技し、距離詰める→キャッチ・・・・もちろん、CPUにしか利かないけど。)

この頃になると、どのキャラもまぁ、戦えるよね。突進もビーム攻撃も無い「シャマル」先生は最弱というか、戦えないとしても・・・となります。


が、さらにやると「シャマル」先生が一番ヤバイ事に気づく。この方、固有魔法で遠距離からミドルレンジに一瞬でテレポートする。
テレポート後に内側に一回ダッシュすると接近のレンジになるのですが、シャマル先生だけは接近戦のアタックが飛び道具なんです。
間合いによってはブロックの反撃範囲外からノーリスクで攻撃できます。


相手は接近のレンジから離れたい所だけど・・・ダッシュするとブロックできない時間があるから、確実にシャマル先生の攻撃が当たるという問題があります。
ダッシュせずに接近戦をやりくりする必要が出てくるわけです。
それはシャマル先生の動きを読んでガードなり、距離を詰めて反撃なり・・。
あと、必殺技がどのキャラも近距離パンチ位のレンジしかなくて、シャマル先生のアタックに重なるとシャマル先生が勝つのだから・・一方的にシャマル先生が必殺技当てに来るという事ですよね。
ちなみに、うまく逃げてもテレポートでもう一度ミドルレンジにやってくるシャマル先生からは基本的には逃れられないと思った方が良さげ。
ヤバイ。シャマル先生、特殊すぎる!!!


やり込んでいくと、キャラによって戦法が全然違うんです。そこらの格ゲーよりよっぽど立回りが重視の格ゲーになっています。

うーん、今日映画とゲームやってみて思いました。
正直、なのはって最初はカードキャプターさくらのパクリ程度にしか思ってなかったけど、本当にすいません。
いいタイトルに育ちました。