ガラスの仮面

 アニメ化したついでに先日ベスの所辺りを読み返したところ、結局最新刊まで全部読み返してしまいました。つか、面白すぎます。この漫画。


 思うんですよね。この世界に生まれてきて、「ガラスの仮面」がこの世にあって、読まないのは不幸だと思うんですよ。天才演劇少女北島マヤの演劇魂とか、周りが天才演劇少女と呼んでいるが幼少より努力を重ねて確実に技術を磨いてきた少女姫川亜弓が天才を見て絶望したりする心の葛藤とか、ライバルとして引かれ合う2人の少女を見ないで一体何を見ているのか?って感じですよ。正直そんな人生ありえないですよ。


 アメリカとか、ヨーロッパとか、中国とか、アフリカとかで生まれて「ガラスの仮面」と言う漫画がある事すら知らない方とか本当に不幸だと思う。ホントに日本に生まれてきて良かったよ。オタクに生まれて良かったよ。美内すずえばんざーい!


それにしても、この漫画、後半に行くほどマヤ達の演じる劇の説明が細かくなっていきます。「ふたりの王女」とか劇中劇だけで2巻位使ってますから。話のあらすじがほぼダイジェストじゃないですから。とすると、現在42巻までずっと目標とされている紅天女を描くとなったらあなた、最低一つの劇を描くのに2巻として、しかもマヤと亜弓が2人別の紅天女を試演するって話ですから4巻ほど必要なんじゃございません?新刊が出たら驚かれる程に遅いこの「ガラスの仮面」で・・・4巻?つか、すでに2000ページ程コミック化されてないエピソードがあるって話ですし、え?それって何十年後?永遠に未完はほぼ約束されました。これは美内さんが月影先生のごとく後継者を育てて書いてもらうしかないのかもしれません。


ガラスの仮面」、この未完問題がなけりゃな・・・。