ふたつのスピカ

今日、録りだめしてたアニメを見たのですが、「ふたつのスピカ」結構いけてるし。じっくりと話を作ってます。


 第一話の内容としては母親が死んでしまい、父と娘2人だけになってしまった。娘は母の遺骨を持ってアスミはよく外に出かけたりする。ある日、アスミは神社で頭にライオンの被り物をした青年と出会い、青年は自分を幽霊だと言う。その通り、アスミを呼びに来た担任の鈴鳴先生には見えない。

 担任の先生に連れられて帰ったアスミに遺骨を持ち歩くことを怒る父。先生はアスミの父にアスミの母の事を聞いた。アスミが物心付く前に有人探査ロケット「獅子号」墜落事故に巻き込まれ、植物人間になった。アスミは一度母親に会いたいと言った時だけ包帯でぐるぐる巻きになり、寝たきりの母親を見る事があった。一体アスミは母に何を感じたのか。

アスミの家を出た先生。
「あれから、もう5年か・・」
獅子号のマスコット人形を見て、物思いにふける。実は先生の恋人はその獅子号のパイロットだった。その先生にアスミの父からアスミが遺骨をもっていなくなったと電話が。

アスミはライオンさんと遺骨を持って、ある場所を目指していた。途中で宇宙に初めて持って行かれた楽器であるハーモニカの話など宇宙の話を聞く。やがて、目的の場所に着いた。その時、ライオンさんの一つの頼みごとを聞く。

日も暮れて心配する父だが、アスミは家の玄関に帰っていた。言うより早くアスミのほおをぶつ父。
「父さん、言ったはずだよ。あれ(遺骨)はおもちゃじゃない。大事な物なんだって。それなのに、どうしていつもいたずらばっかりするんだ。」
しかし、聞いてみるとアスミは由比ヶ浜に遺骨を埋めてきたと言う。いつも小さな部屋に閉じ込められていた母。母が好きだったと父から聞いた海を見せたかったのだと言う。


アスミは父に頼んで先生に電話をしてもらう。ライオンさんから頼まれた伝言があったのだ。
「獅子号の人形あんまりいじめんなよ。ゆっこ」
先生が獅子号の人形の背中を見るとチャックがあり、開けてみると指輪があった。


アスミは翌日、ライオンさんを探す。将来、ロケットの運転手になるからその時にライオンさんを乗せると、だからまた宇宙の話をしてくれと。




 そんな感じ。つーかかなりあらすじ書き過ぎですね。感想文にはあらすじ書くなって小学校の時先生に言われた気もしますが、まぁそんなことは気にせず、随分と丁寧に伏線絡めて作ったなぁと。これがたった一話の密度か・・・と。正直地味ですが、その地味なエピソードでぐっと観客を引き込むだけの力をキチンと持ってるのが好印象。
 うん、今やってるアニメで一番楽しみになった。(つってもBSで先に終わってるから新作じゃないけど。)


さて、次回予告。アスミがまたまた父にほおひっぱたかれてるシーンに少々笑った。これ、手の早い父だよ。