2004年下期視聴したアニメを魂に響いた順と感想
- ぴちぴちピッチPURE
- サムライガン
- あたしンち
- 金色のガッシュベル!!
- モンキーターンV
- ジパング
- 双恋
- 月詠(MOONPHASE)
- RosenMaiden
- ケロロ軍曹
- 神無月の巫女
- うた∽かた
- 岩窟王
- 魔法少女リリカルなのは
- プリンセスアワー
- テニスの王子様
- NARUTO
- 蒼穹のファフナー
- 焼きたて!ジャぱん
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- ゾイドFUZORS
- げんしけん
- ブラックジャック
- 遊戯王デュエルモンスターズGX
- tactics
- ふたりはプリキュア
- スクールランブル
- BLEACH
- 下級生2
- わがままフェアリーミルモでポン!わんだほう
- 冒険王ビィト
- Viewtiful Joe
って、偏ってますか?特に一番上の。
今期は視聴が大変難しいアニメが多かったような。
その中で安全牌になったのが下記の番組だと思う。
☆安全牌の番組達
あたしンち
金色のガッシュベル!!
モンキーターンV
ジパング
あたしンちのネタは少々衰えを感じた気がするけど、この長い期間を経てもイケテル番組というのは怪物というしか。で、それにつづいて金色のガッシュベル、モンキーターンVも質の高さを長く保ってますね。ジパングは原作読んでないけど、太平洋戦争の時代に時間移動した自衛隊なんて、設定だけで燃えます。
安全牌次点は次の番組やね。
月詠(MOONPHASE)
まず、OPの「猫耳モード」連発、ふるふるふるむーん、おにいさまぁ〜の総攻撃のインパクトに、時々出てくる陰陽師の術はかっこいいし、ドリフ風背景美術のような断面の家演出といい、演出家の力を心逝くまで魅せてもらった気のするこのアニメ。演出が月詠の世界を作っていた気がする。その代わり話は全然無いぜ!どうだい!?みたいな感じ。
で、問題になるのは次の項目
☆危険牌
ぴちぴちピッチPURE
サムライガン
双恋
岩窟王
正直、ぴちぴちピッチは視聴難易度はMAXと言っていい気がする。一般的には9割つまらない話だと、私も思う。でもね、無印時代から見てきた進化したぴちぴちファンは毎回胸を高鳴らせていたのではないだろうか?つか、これを見る視聴者にとってはぴちぴちピッチ無印時代の一年前から物語は始まっていたのだ。
第一章 「土曜日 AM8:00の奇跡」
つまりは「東京ミュウミュウ」。学校の完全週5日制導入を狙ったと思われる土曜日AM7:30から少女アニメ企画の開始。「満月をさがして」「ミルモでポン」の間にある番組として放送を開始した、かのデンジャラス作画番組「東京ミュウミュウ」に時には背景のモブまで気合が入ってるのではないか?みたいな神作画からヤシガニヤシガニと掲示板が騒然とするようなへたれ作画まで取り揃えていたあの番組で、我々はいつしかへたれ番組へのほのかな愛を育むようになっていた。それは未だ見ぬ更に強大な愛を育むための器を作るためである事を知らず、我々は「東京ミュウミュウ」に愛を語りかけていた。いや、それは決して嘘の愛ではなかった。実際、東京ミュウミュウは我々の満足いくまでへたれ作画と神作画を提供し続けていたのだ。
第二章 「一つの愛が終わる時」
番組改編期、類にもれず東京ミュウミュウも改変の波の中に飲み込まれ、誰もが悔し涙に枕を濡らした。もう、あのへたれ作画のスリル感を体験する事は出来ないのか。「石野神こうりーん」とか言ってはしゃぐ事は許されないのか。もうすでにアレはアニメ番組とかいうレベルじゃねーんだ。俺達の生活の一部になっちまったんだ!東京ミュウミュウ以上に俺達が萌え上がれる番組はありえねぇ!!これより下のアニメなんて(誉め言葉)無いんだからよぉーーーー!
・・・次番組は「ぴちぴちピッチ」!?はぁ?タイトルから意味わかんねーよ!やってらんねーよ!
なんもやる気がおきねぇ・・・・・・・・・・・・・・一つの時代が、終わったんだ。
第三章 「衝撃の愛」
東京ミュウミュウは終わった。でも土曜日AM8:00はやって来る。チャンネルをつけたら、実は東京ミュウミュウがやっているんじゃないか・・?半分それは悲願だった。起こらない奇跡を繋がった細い糸を掴むようにチャンネルを押す。やはり始まった番組はいつも見慣れたあの番組じゃなかった。テレビを消す気力も無くなんとなくテレビをつけっぱなしに見ていた。
「・・・」
「・」
「!!??」
「ぐ、・・・ぐるぐるあわあわ・・・・・あわわわわわわわわ!!!!」
「ぴちぴちらい・・・ら・・らぶしゃわーーー・・・・・ピーチぃぃっ!!!!」(説明しよう。正しくは「ラブシャワーピッチ」だが、ヒロインのぴちぴちヴォイスの不思議な力で「ラブシャワーピーチ」と聞こえるのだ!)
「ふふふ・・・・ふは・・ふはは!」
「ふはははははははははははははははははははは!!!!」
「いけるぞ!!俺はついていける!これは・・・この番組はっ!!東京ミュウミュウいじょうだぁぁっ!!!」
誰もが下は無い、下は無いと言っていたかの番組の遥か宇宙の彼方下の番組が当然のように放送を開始した!ぴちぴちヴォイスと呼ばれるマーメイドプリンセスの声をひっさげ、未だかつて無い衝撃を駄目アニメマニア界に放リ投げてきた「ぴちぴちピッチ」。東京ミュウミュウで鍛えられていなかったら、あっけなく手の平から零れ落ちていたであろうこのアニメは、1年の下地造りの成果であっさりと、そして深く駄目アニメマニア達に受け入れられた。それは、土曜日AM8:00の不思議な魔力が生み出す第二の奇跡だったのかもしれない・・・
・・・・・
・・・・
;・
飽きた・・・。
まぁ、そんな感じでぴちぴちにはドラマがあるのですよ。で、時々ユーリとヒッポの種族間の結ばれない恋の話が普通に涙誘ってくれたりしたりね。
時々、もっとギャグとシリアス切り分けりゃ面白くなったのにとか言う奴がいるんですけど、そうじゃないんですよ。それじゃいわゆるぴちぴちの美学に反するのです。ダンディーじゃない。話はシリアスだけどぴちぴちピッチだから余計にギャグを入れる。ぴっちだからギャグを入れるし、ギャグを入れるからぴっち。ギャグをいれるぴっちぃ〜。(ぴっちの使い方間違い。)
で、そんなこんなで何故か無印最終回を見てみるとあら、意外に納得、共感できるわぁ〜みたいに出来が良い感じがするのはぴっちに毒されてるせいもあることに意識の底でかすかに気付きながらも大満足。おいおい、俺達、すごいの見てるんじゃなぁい?みたいな血迷った感想を抱きつつ、Pureに続くって、マジかよとかTV東京は神ですよとあがめてみたり。Pureが始まってみると結構シリアスなのねぇ〜みたいに別路線で攻めてきたぴっちに何じゃこりゃとか思いつつ、脱落する者もいつつ、気付けばるちあの名演技にビックリ。引き裂かれた愛になんか切ないじゃないの。なんだろう、この中の人を見守りたくなる気持ち、これはずっと見てきた娘への愛に似ている・・。と、独身じゃねぇのか俺はとか思いつつ。で、Pure最終回1回前、シナリオ的には実質の最終回の曲となる「希望の鐘音」7人のマーメイドプリンセス(マニア達はMP7とか呼ぶんだよ。魂で覚えようね。)とアクアレジーナ様の大合唱。めっちゃ良い曲やん。好っきやねん!わし、こういうのを命が生まれる前から待ってたんちゃうかなぁ〜みたいな事を思いつつ、アクアレジーナ様の歌がうまいやらへたれとるやら騒いでいる掲示板を見る。いいじゃないか。ドイツ人のサイトでアップされてる違法にキャプチャした映像ファイルを永遠に一日中リピートしたらいいじゃないか!!
ま、ぴちぴちの感想はこれくらいに留めておくか。
で、サムライガン。サムライが銃とかバズーカ撃ってる姿はかちょええ。その一言に尽きるね。「サムライガン、参上!」とか、言ってみたいもん。酒の席とか盛り上がってる最中に「サムライガン、参上!」かっちょええわ。仕事で失敗して上長とかに呼び出されたら言ってみたいもんね。「サムライガン、参上!」恋人が1時間遅刻してきて「サムライガン、参上!」・・・は言われたくないなぁ・・・さすがに・・
双恋、最初は「シスプリ」「ハピレス」系の電撃系作品にしてはつまらなさ過ぎるなぁとか、こんなつまらないアニメがありえるのか・・・とかつまらなさ過ぎると、本当につまらないんだなぁ・・・とか俺はつまらないアニメに面白さを見つける天才だと思っていたのに違うかったらしいと自分を見つめなおしてたら、沙羅双樹とか出てる回は結構泣ける話で評価逆転。ベタな展開って泣けるんだな。主人公が桜月姉妹の名前を呼び間違えて双子が傷つくとかいうイベントににゃるほど〜双子はこう使うのですなぁ〜とか感心しつつ恋模様のねじれ具合にビッチシとハマる。そんな感じ。
岩窟王は映像がすげえ。好みは分かれる絵柄に、どう楽しんだらいいのか分からないけど不思議に勢いがあるストーリーになんとなくチャンネルLock ON。やるねぇ。
うた∽かた・・・はあんまり良くなかったなぁ・・でも力をもったヒロインが夜に目が紅く光るようになってしまう・・・というシーン。夜に目の紅だけが見えるというシーンがあったのですが、後藤さんお得意のおとなしめロリ系少女が妖怪のように不気味に描かれていたのはゾクッて来ましたね。